弁護士相談の活用

成年後見人の利用を考えているという方は、まずは弁護士への無料相談を活用されると良いでしょう。大変複雑な制度であり、お金が絡みますので、親族間でのトラブルも起きやすく、第三者であり、法律のスペシャリストに相談されることが最も適した手段と言えます。特に親族間のトラブルは当事者同士では泥沼化する恐れもあり、後見人の選出もできない可能性があります。その際には第三者である弁護士に後見人になってもらうことも可能ですし、今現在必要な方、将来的に利用したいと考えている方は、成年後見人について豊富な知識を持った弁護士を探されることをお勧めします。

後見人を立てた方は、後見が始まってしまうと、選挙権が無くなり、印鑑登録も抹消となります。国家資格や役員の地位等も失うことになりますので、慎重に考えて決める必要がある制度です。個人で考えるには複雑ですので、やはり専門家である弁護士に相談し、詳しく説明を受けた上で、親族間にわだかまりのない状況で手続きをするようにしましょう。また、成年後見人は正当な理由があれば辞任することもできます。また、不適切と判断された場合には家庭裁判所から解任されることもあります。正しい知識を持って検討するようにしましょう。


成年後見人のつけ方

成年後見人制度は二種類があり、「法定後見制度」と「任意後見制度」があります。法定後見人制度は既に判断能力が不十分な方の為の制度であり、任意後見制度は、まだ判断能力は十分にある方で、将来の為に備えておきたいと考える方の為の制度です。任意後見制度の場合は自らの意思で後見人契約をし、後に判断能力が低下した際にはサポートしてもらうことになります。いわば保険的制度になります。

成年後見人のつけ方は、まず申立書を準備します。必要事項を記入し、添付書類として戸籍謄本や住民票を取り寄せる必要があります。その後、成年後見制度を利用する方の住所を管轄する家庭裁判所に申立書を提出し、家庭裁判所の審理を受けます。その判断能力についての審判がなされ、結果、成年後見人に選任される人と本人に対して通知がされることになります。通知を受けてから二週間後に審判が確定し、その後、裁判所書記官から法務局へ託され、被後見人の登記がなされます。

成年後見人の候補が不在の場合、または、親族間に争いがある場合や、法的なトラブルがある場合にも、弁護士のような第三者に選任することも可能です。いずれにせよ、成年後見制度は複雑であり、親族トラブルも起こりやすい為、一度弁護士に相談されることをお勧めします。


成年後見人制度とは

成年後見人という言葉をご存知でしょうか。この制度は、認知症や障害がある場合等により、ご自身で判断することが難しい、つまり、実生活において判断能力が十分でないと思われる方に、支援や援助をする為の、法的制度であり、任意契約によって依頼を受けた人、あるいは親族が後見人として選ばれます。判断能力が不十分なことにつけこまれ、不利な契約をさせられたり、詐欺まがいの行為を受けることを防ぐ為に、成年後見人が代理で判断をしたり、行為を行うことで権利を守る為の制度ですが、成年後見人制度は多少複雑な制度であり、問題も生じる可能性が高く、簡単に選出することは難しい為に、法の専門家である弁護士が成年後見人として選ばれることがあります。

成年後見人が必要な場合としては、身寄りがなく、相続の行方が心配な方、親族間の関係が悪く、トラブル発生の可能性がある方、兄弟が親の財産を管理しているが、詳細などが一切不明または勝手に使い込んでいる、一人暮らしで将来の財産管理に不安があり、子供や他の誰かに託したいと考えている方、親族に知的障害を抱えている人がいる場合の対処、等の問題を抱える場合に有効であり、解決策として利用する価値のある制度となっています。

判断能力が低下した高齢者の方を,そのままにしておくと,電話勧誘や訪問販売などで高額な商品を購入させられるなどにより財産を失うということになりかねません。

また,特定の親族が判断能力が低下した方の身の回りの世話を行うことで,電話勧誘や訪問販売などによる高額な商品の購入を防ぐことができたとしても,特定の親族が,自分自身のために自由に財産を使用するなど,高齢者の方に多大な経済的な負担を負わせることも考えられます。

特定の親族が自由に財産を使用している場合には,親族間の根深い感情的対立を招く,将来の相続の際に問題化して遺産分割を円滑に行うことができないなどの解決困難な問題を発生させることになります。

成年後見制度とは,判断能力が十分でない方を法的にサポートし,判断能力の低下により発生する様々なトラブルを未然に防止する制度です。

成年後見制度には「法定後見制度」「任意後見制度」の二種類に分かれています。両親や親族につけたい、あるいはご自身が、将来的に判断能力が低下した際に利用したい、そう成年後見人について検討されている方の為に、成年後見人のつけ方等を紹介します。